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黎明老君山クライミングフェスティバル

26日から28日まで行われた、クライミングフェスティバルの報告です。

ここ、黎明老君山、麗江老君山、老君山などの表現がありますが、トポを見る限り初期に開拓されたルートでも2010年秋ごろになっていて、新しい岩場です。
なので、まだ岩は安定していなく、またちょっと柔らかい砂岩なので、砂っぽく、また頻繁に岩が剥がれたりはします。

開拓が一段落したということで、お披露目ということと、まだここ中華人民共和国では一般的ではないクラッククライミングを中国人のスポートクライマーにいろはを知ってもらうというイベントでした。
中国人クライマーのなかには、ボルダリングで一番強いというクライマーもいました。

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初日の夜の様子。
開会したあとは、開拓者のスライドショー。
黎明老君山のことよりも、今開拓しているという新疆の方の話に熱があったようです。
私がこの日一番楽しみにしていたのは、地元の人の民謡でした。
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最後はみんなで輪になって踊っていた。同じステップでも、男性は猛々しく、女性は軽やかに踊っているのが印象的だった。

文化的には、どうもインドやさらに西の方の影響があると感じました。


二日目から班分けしてクライミング。
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朝の様子。



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これはRock Lizard ClubのBBSから写真拝借しました。
岩場での様子。
中国でも、平山ユージはヒーロー。
他にも有名なアメリカのクライマーがいるなかでも、別格の扱い。

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Air China(5.13d)をトライする平山ユージさん。
このルートの核心はフェイスなので、純粋なクラックとは言い難く、またルート自体も短い。
正直他に素晴らしいルートがあるので、何だかもったいないという感想を持ちました。

この日の夜もドンチャン騒ぎ。
初日は地元の人が踊りで盛り上がってましたが、二日目はクライマーがドンチャン騒いでました。
私もタダで飲めるビールをがぶ飲みして、すっかり酔ってしまいました。
平山ユージさんを含め、有名クライマーのスライドショーがありましたが、個人的には、中国の人と色々交流出来たのが印象的でした。

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三日目の様子。
長い長いオフィドゥスをリードするCedar Wright。
ほぼ開ききったキャメロットの6番と、ビックブローでリードする姿を見て勉強になりました。
せっかくなので、トップロープで登りました。

私は地域、クライミングにおいて文化的な面から参加させてもらいました。
中国においても、クライマーの雰囲気プンプンな人は日本のクライマーと同じように見えます。
クラッククライミングではまだまだこれからでしょう。
現在の日本と同じように、スポートクライミングに物足りなさを感じた人が、クラックを始めています。
日本と違うのは、彼らはまだ第一世代だということ。
現在の日本では、トップクライマーがクラックやマルチをやったことすらないというのが当たり前ですが、中国ではそれは通じない。
現にボルダリングで一番強いクライマーが男女とも今回のイベントに参加していました。
日本ではあり得ないことでしょう。

また、やはりクライミング界においても、中国は巨大な市場だということ。
私も岩資源という観点から、中国は大変魅力的であると見ている。
もはや、日本のそれが霞んでしまう程だ。
それは、メインのスポンサーであったノースフェイスやブラックダイヤモンドも同じだろう。
ノースフェイスからは平山ユージ、BDからも社長自ら来ていたことを見ても、如何に中国市場を重視しているかが分かる。

私が痛感するのは、日本人が如何に中華人民共和国を知っていないということ。
別に仲良くする必要はないと思うが、それだからこそ、もっと研究するべきだと思う。
現在の問題も、それが解決の糸口となるのではないかと、私は考える。

皆さんが思っているよりも、きっとよい国だと思う。ビックリすることも多いけどね!!(笑)
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by kaitin-yusei | 2012-10-31 22:24 | 老君山

シャワー室の入り口にて

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「不可随地大小便、否則没收作案工具」

あちこちに大小便をしてはいけない。さもないと「道具」を没収しちゃうぞ。

という意味らしい(笑)
by kaitin-yusei | 2012-10-31 15:28 | 老君山

渓谷にそよぐ風

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今日はJapanese Cowboyをやるため、先ずアップも兼ねて、以前から目を付けていた谷之風(5.10c)を登りに行く。

しかし、既にクライミング五日目に達していたので、朝から調子がイマイチだった。気持ちも無理やり上げようとするような感覚(だけど上がらない)。
寝坊してのんびりやってきた寡黙な人には申し訳ないが、今日はJapanese Cowboyをやらないことにした。

このルートは30m近くあり、ヨセミテのような長いルートで奮闘的。やはり、グレードに関わらず真摯な姿勢でルートに取り組まないと、と思った。
これは何回やってもいいなと思える、素晴らしいルートでした。
by kaitin-yusei | 2012-10-30 20:27 | 老君山

叮咚(5.12)完登

28日、老君山ロックフェスティバルを終えて、岩場から下山すると、寡黙な中国人と会った。
叮咚(ティントン)をやりたいと言われる。
ちょうどやりたかったので、一緒にやることにする。

今日、アップを済ませ、洞窟エリアで待っていると、寡黙な中国人が現れた。
先に叮咚をトライさせてもらう。
オフィドゥスまではすんなりと行けたが、やはり、核心のシンハンドは難しかった。
何度も落ちかけながらも、何とか完登することが出来た。

このルートを登れたことは、非常に嬉しい。
5.12を登れた嬉しさも勿論ある。
さらに、このルートの名前が非常に素晴らしいと思う。
叮咚は、日本語で、チャイムを鳴らす音である、ピンポーンという意味らしい。
ティントーンって感じで発音するのが私は好きだ。
また、この町のとある犬の名前でもある。
色々なルートを登り思うことは、まだ中国に滞在して一週間程度だが、感謝の気持ちである。
それは、岩場に対するそれでもあるし、私を受け入れてくれ、積極的に話しかけてくれる中国人クライマーに対するそれでもある。
寡黙な人も本日二便目で完登した。今日は調子があまり良くなかったようだったが、気迫のクライミングだった。


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寡黙な人に、Japanese Cowboy(5.12+)をやろうと誘われた。
さすがに今日は厳しいと、取り付きまで行くだけにした。
下から改めて見上げると、根拠はないが何だか登れそうな気がしてくる(笑)
明日トライする予定です。

老君山ロックフェスティバルのこともおいおいアップしようと思います。




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完登後、もう一度トライしたが、疲れていて落ちてしまった。そろそろ指皮も限界(笑)



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Japanese Cowboyの取り付きから


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by kaitin-yusei | 2012-10-29 22:51 | 老君山

叮咚(5.12)

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26日、japanese cowboy(5.12+)をやるため、晩餐岩へ向かう。
しかし、いろんなクライマーがこのルートをやるため集結。しかもこのルートは2P目にあるため、降りてもらわないとトライ出来ない。
数時間待っても降りる気配がないため、もう一つ目星をつけていたルート、叮咚(ティントン)をやることにした。

このルートは、前半部分がバッチリのフィンガー、中間がオフィドゥス、後半はまたまたフィンガーかと思っていたが、実際にやってみると、一番サイズの悪いほとんど決まらないシンハンドだった。フィンガーはスカスカ。
最初のトライでは全く登れなかったので、パートナーの寡黙な中国人に交代し、トップロープにしてもらう。
トップロープで入念にシンハンドのムーブを確認する。
今まで大体このサイズはレイバックで登れることが多かったので、ガチンコでジャミングしたのは初めてだった。フットジャムも形状からやり辛く、細かいフットホールドを広いながらムーブを起こすことにした。

次回は恐らく登れるかなあと思う。
偵察にきた時はそこまで登攀意欲がそそられなかったけれど、実際取り付くと面白かった。
??
by kaitin-yusei | 2012-10-28 22:21 | 老君山

日本牛仔・Japanese Cowboy

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このクラックは、Japanese Cowboy(5.12+)というルート。

今日は晩餐岩、Dinner Wallまで散歩に行きました。
幾つか面白そうなルートがありましたが、このルートが一番楽しそうでした。
この晩餐岩の表立ったエリアをすべて偵察しました。
大きさの割にはルートはあまりありませんが、幾つか素晴らしいルートはありました。

特に、このJapanese Cowboyはやってみたいルートだなと思いました。
by kaitin-yusei | 2012-10-26 08:13 | 老君山

素晴らしい景観のなかで

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老君山でクライミングを開始して、二日目に取り付いたこのフィンガークラック「The Reckoning(5.12c)」。
欧米人グループがすごく苦労しているなあと思い、みてみると5.11くらいのフィンガーかな?と(この日はトポを持たずに取り付いていた)、面白そうに思いやってみることにした。
トライしてみるとかなり難しいことが分かり、後日また来れればいいやと思っていた。
しかし、寡黙な中国人クライマーがやりたいと言うので、疲れが溜まっていてちょっと悩んだが、また翌日行くことにした。

翌24日、このルートに沢山のクライマーが集まってきて賑やかになった。
私は昨日トップロープで登れていたので、恐らくリードでも完登するであろうと思っていた。
私が一番乗りでレッドポイントし、アメリカクライマーのお二人がその次に完登(一人は厳密にはそうではないかもしれないけど)、最後に寡黙な人は、何度かトライして素晴らしいクライミングをしたが、完登にならなかった。

ルートはそんなに長くはなく、内容は素晴らしいものの、ちょっと日本にもあるようなルートの雰囲気がする。だが、フィンガーは効くそれではなく、効かせて効くそれなので、テクニカルで非常に楽しかった。

素晴らしい景観のなか、素晴らしいクライミングが出来て幸せだなあと思います。
by kaitin-yusei | 2012-10-25 06:48 | 老君山

夢のような日々

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5.12cのルートを登るクライマーを撮る


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ディナーウォール


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我々が泊まる宿に新しく掲げられました。


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イベントも、もうすぐ…
by kaitin-yusei | 2012-10-24 20:11 | 老君山

Lisu Wall

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相方の知り合いについて行き、Lisu Wallと呼ばれているエリアにいって来ました。
宿から車道を10分ほど歩き、山の中腹まで舗装された道を10分ほど登り、踏みあとをまた10分ほどで基部に到着。

間近で見ると、美しいカンテのラインが目に入ります。まるでヨセミテにあるような美しい岩壁。
5.10、5.10d、5.11-を登ってみると、明らかに花崗岩のクラックと違い、グレードの割に登りやすい印象を受けました。
5.11-は、フレアードチムニー状のハンドクラック。
20m程延々とずりずり這い上がるムーブが続き、心が折れそうになるころにやっと終わりが見えてほっと(笑)しました。

この日最後にトライした、5.11+。
肝はフィンガージャムとレイバックの複合ムーブ。
しかし、一番の核心は、出だしの右上クラックのプロテクションの処理が大変で、神経を使ってしまいました。
件のレイバックに入ってからは、私の世界でした。
無事オンサイト。
短いけれど、美しいクラックであるこのルートを、真摯な姿勢で向き合い登れたことが嬉しかった。

中国人のクライマーも沢山いました。
スポートでは高いグレードを登れる人たちですが、まだクラックは始めたばかりという状況のようです。
しかし、面構えはクライマーのそれであり、何処か日本にいても不自然には感じないでしょう。
面白そうな人ばかりです。
by kaitin-yusei | 2012-10-23 23:31 | 老君山

晴天

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by kaitin-yusei | 2012-10-22 10:36 | 老君山


フリークライミングインストラクター・橋本明のブログです。日々のクライミングやスクールの模様を書いています。


by ちゃおべん丸

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ちゃおべん丸について

屋号 ちゃおべん丸
名前  橋本 明

【公社 日本山岳ガイド協会】フリークライミングインストラクタ―
法政大学体育会山岳部コーチ



主な登れたルート
【スポートクライミング】
惊雷(5.14a)
Lightning(5.13d)
Gin&Tonic(5.13c)
門前払い(5.13b)
スティングレイ(5.13b)
四国第二国道(5.13b)
シンデレラボーイ(5.13a/b)
虎の穴(5.13a)
カリスマ(5.13a)
デジタルモザイク(5.13a)
ケレンジ(5.13a)
青島啤酒(5.13a)
One Love(5.13a)

【クラッククライミング】
Cosmic Debris(5.13b)
Hang Dog Flyer(5.12c)
叮咚(5.12)
The Reckoning(5.12c)
春うらら2ピッチ目(5.12a)
Leave It to Beaver(5.12a)
タコ(5.12a)
天まであがれ(5.12a)
Short Circuit(5.11d)
バナナクラック(5.11d)
イムジン河(5.11c/d)

【ボルダリング】
蟹クライマー返し直上(三段)
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Pugelist(V9)
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