カテゴリ:鬱陵島( 8 )

鬱陵島滞在記⑤

5月4日(土)
キムさんが早起きして、道洞のフェリーターミナルまでチケットのキャンセル待ちをしてくれた。
三人揃って道洞に行き、フェリーターミナルで待つ。
道洞なら、フリーWi-Fiが大量に飛び交っていて、インターネット難民になることはないが、フェリーターミナルのWi-Fiは割と速くて快適。

キャンセル待ちの名前を順番に告げられるが、我々は一人分しかチケットを貰えなかった。
キムさんが先に半島に向かうことになり、我々はお礼を言って別れることにした。

キムさんの乗るフェリーが出発したあと、フェリーターミナルでぼんやりしていると、スタッフの人が浦項行きに乗れることを教えてくれ、何故か浦項行きのチケットを手に入れることが出来た。
翌日まで待たねばならないのか…。マア、しゃあない。と思い直していたあとの、まさかの展開。
キムさんがキャンセル待ちした墨湖行きも勿論、浦項行きも残席無しの筈だったんだけれど。
キムさんが粘り強く何かあれこれ言っていたのは、あの二人を頼むのようなことも言ってくれていたのかもしれない。

ともかくも、再びサンフラワー号に乗り込む。
分かっていたけれど、閉塞感には辟易する。
今回はあちこち見物してみた。
皆さん観光客なんだろうけれど、おじちゃんおばちゃんが多い。若者は少ない。
窓のあるところに行ってみると、すごく速くてビックリした。
流石40ノットの高速船。
駆逐艦もこんな感じなのかなあ?と思いを馳せる。

再び浦項の街に着いた。
ふと、静かな砂浜を眺めていると、夢から現実に帰ってきたかのような感じがあった。
またバスに乗り、ソウルへゆく。
ソウルで一泊したが、私は段々と
体調が悪化していった。
空港に着くと下痢が止まらなくなる。
中国の時と似たようなパターン(笑)
しかし、何も食べられない状態からどんどん体から出ていったので、ぐっすり寝て復活してみると、今度は凄まじい飢えに襲われることになるのだった。
(おわり)
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by kaitin-yusei | 2013-06-02 23:10 | 鬱陵島

鬱陵島滞在記④

5月3日(金)
鬱陵島の一番高い山、聖人峯(ソンインボン)に登りに行くことになった。
キムさんは、ソニンボンと発音しているように聞こえた。
南面の道洞(ドドン)などから上がる登山口があるが、私達は北面の羅里盆地(ナリブンジ)から上がる登山道を通った。
天府からバスに乗り、羅里盆地の登山口まで20分ほど。
非常にのんびり歩いて2時間程度。
案外登山客がいた。ここ韓国も中高年登山者が多いようだ。
山頂は見晴らしが良く、遠く錘峰のような岩壁も見える。
頂上でのんびり過ごす。
下山している時おばちゃんに話しかけられたけれど、何言っているか分からないので、イルボンイルボン(日本)とてきとーに言っていたら日本人と納得してくれたようだった。
でも気をつけないと、リーペンレンと言ってしまいそうだけれど。

今夜は、キムさん宅ではなくダイビングショップで泊ることになった。
キムさんは趣味でダイビングもやるらしく、そこのショップの人と知り合いのようだ。
キムさんは部屋で早く寝ろとうるさかったが、久しぶりに良質なWi-Fiが飛んでいたので、一階の受付のところでたむろした。
パートナーと色々話した。クライミングのことから、日本のあるべき姿についてなど。
ちょうどこの日は日本の憲法記念日で、韓国でもニュースになっていた。
東京で護憲派の集会が行われましたというニュースばかり繰り返していたけれど。
中国にいる時も思ったけれど、海外で見る日本のニュースを見ると、どのような視点で日本を見ているか、何となく垣間見えるのでおもしろい。
結局寝たのは深夜2時だった。それまで、ずっと何気なく話していた。

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by kaitin-yusei | 2013-05-31 23:02 | 鬱陵島

鬱陵島滞在記③

錘峰登攀の話は後ほど。
結局2ビバークして、朝下山しました。

5月2日(木)
パートナーが電話で下山した旨を連絡したら、キムさんが車で迎えに来ていただいた。
キムさん宅で片づけなどをして、ゆっくりと休む。
夕方、近くを散歩する。
この小さな鬱陵島の小さな町、天府だけで二つか三つほどキリスト教の教会がある。
お墓も沢山あった。キリスト式である。
すごく古い墓は漢字で書いてあり読みやすい。新しいのはハングルで書いてある。
一体何回もう少し漢字を使ってくれ~と思ったことだろう。
意外と漢字が使われているような勝手なイメージがあったけれど、どこでもハングルだらけでした。ビックリするほど。
勝手な意見だと思うけれど、日本、中国、香港、台湾と漢字圏の国々に囲まれているのなあと。
勿論、バスターミナルや、道路標識など漢字が使われていて助かりました。

夕暮れの海は素晴らしかった。
錘峰を登っている時は、北東壁にいたので夕暮れを一度も見てなかった。
これ程美しい夕日を見たのはいつぶりだろう・・・?
鬱陵島においてこれ程晴れるのは年間でみると滅多にないらしい。
我々は何て恵まれているのだろうと思ったのだった。

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by kaitin-yusei | 2013-05-14 23:11 | 鬱陵島

鬱陵島滞在記②

4月29日(月)
朝6時ころに起床する。
急にフェリーの出発時間が変わったことは、前日タクシーの運ちゃんが親切に教えてくれた。
パスポートを見せてチケットを買う。
鬱陵島に取材に行った人の記録を読んだら、日本人とわかるとパスポートを見せるように言われたと、驚いたように書いてあったが、韓国人も身分証見せなければチケットを買えない。(予約だから当然かな?)我々なら自然とパスポートになるだろう。
アメリカや中国もそうだったが、列車の切符一つ買うにも身分証がいる。当然外国人ならパスポートを提出することになる。
逆に日本において新幹線の切符買うのに身分証を見せなくていいことが、何だか不思議に思えてくる。

無事切符を買って待っていると、お巡りさんがニコニコやってきてついて来るように言われる。
別室に連れていかれ、何の目的の訪問か、日章旗を持っているか質問される。
ただ、お互い意思疎通が上手く図れずじれったい。するとお巡りさんが日本語を話せる乗客の人を連れてきてくれた。
我々は政治的な意図はなく、ただ錘峰を登りに行くだけ。韓国は素晴らしい国であると熱烈アピールしたら、鬱陵島で困ったことがあったら是非来て下さい、日本語話せる警官もいますので。と最後はガッチリ握手。
日米中と色んなお巡りと交流(?)する機会があったが、終始一番友好的なお巡りさんたちであったかもしれない。

サンフラワー号に乗り込む。
すると窓がなく閉塞感がある。パートナーはくまなく見て来て上の階に窓があるのを確認したらしい。
私は2時間ほど寝ていたようだ。
あとの1時間は起きていたが、やはり揺れてちょっとだけ気持ち悪くなる。

鬱陵島に上陸すると、私が荷物の番をしてパートナーがバスターミナルを探しにゆく。
バスに乗り込み、錘峰の近くの町天府(終点)までゆく。大体1時間ほど。
雨脚が強かったのでバスターミナルでのんびり待っていると、おじさんがパートナーに話しかけている。
話すうちに、うちにおいでよ。のような話になり、お言葉に甘えてゆくことにした。
結果的には、鬱陵島にいる間このおじさんーキムさんのお世話になるのだった。

雨が止んでから、キムさんの車で鬱陵島の観光地を廻った。
しかし、観光地よりも岩を見る方が盛り上がってしまうのはクライマーの性というもの。
鬱陵島には結構柱状節理の岩場があることが分かった。
これが半島にあれば、人気のエリアになっていたかもしれない。

道洞の市場で海の幸を食す。うっ美味い。最高であった。
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by kaitin-yusei | 2013-05-12 21:25 | 鬱陵島

鬱陵島滞在記①

錘峰の登攀の報告は置いときまして、先に鬱陵島での滞在を報告したいと思います。

鬱陵島は大変興味深いところでした。韓国では有数の観光地のようですが、日本人にとってあまり知られてないように思います。
鬱陵島の公式ホームページには日本語のページがありますが、竹島の玄関口でもある鬱陵島は政治的に微妙なところでもあります。我々が浦項のフェリー乗り場でチケットを買うと、別室に連れていかれ、警察官にいろいろ質問を受けました。
どうやら日本人であると、どういう訪問であるか問いただされることになると思います。
但し、全くもって高圧的ではなく、極めて友好的な態度であったというのは言っておきたいと思います。(握手もしましたから)

また、チケットそのものが非常に取り辛いです。
予約サイトを見るとずっと残り席数0、0、0、0、0…。というのが当たり前な感じ。
ただ、キャンセル待ちをすれば、10人くらいは当日でも乗れるようです。
また、天候状況などにより、急に出発が早くなったりすることもあります。

前置きが長くなりましたが、鬱陵島、ウルルンドの報告をしたいと思います。

4月27日(土)
成田空港から仁川空港へ。
空港からは地下鉄で高速バスターミナル駅に移動する。
ターミナルで無事パートナーと合流することが出来た。
浦項行きのバスに乗る。三列シートだが、こんな立派な座席に座ったのは初めてだった。
韓国語はちんぷんかんぷんだが、安全ベルトと言っているのはちゃんと分かり、ちょっと感動する。

4月28日(日)
浦項バスターミナルでステビバし、早朝フェリーターミナルまで歩いて移動する。
歩けなくはないけれど、タクシーを使った方がいいかも。
朝食を食べたりして時間を潰し、チケット売り場に並ぶが、どうやら今日のチケットは売り切れたらしい。
明日のチケットはとれたので、翌日まで浦項の砂浜でぼーとしたり、買い出しをして過ごす。
週末だからか、親子連れやカップルがたくさんいた。
朝や夜は、砂浜を散歩する中高年の人が多い。
フェリーターミナルは20時に閉まるので、ベンチでステビバすることにした。

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by kaitin-yusei | 2013-05-11 23:30 | 鬱陵島

錐峰から下山しました

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錐峰より下山しました。
当初二日間で登る予定でしたが、想像以上に手こずってしまい、登頂出来ませんでした。
反省点も多々ありました。反省から教訓をえて、これからのクライミングに活かしていきたいと思います。
by kaitin-yusei | 2013-05-03 23:38 | 鬱陵島

鬱陵島

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一日浦項で足止めにあいましたが、鬱陵島に上陸することが出来ました。
午前中は天気が悪かったものの、今は晴れ間も見えて穏やかな天気。
明日から錐峰において登攀活動が出来そうです。
by kaitin-yusei | 2013-04-29 17:29 | 鬱陵島

大韓民国

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昨日ソウル仁川に到着し、今は浦項のフェリーターミナルにいます。
これから鬱陵島に上陸し、クライミングする予定です。
by kaitin-yusei | 2013-04-28 06:46 | 鬱陵島


フリークライミングインストラクター・橋本明のブログです。日々のクライミングやスクールの模様を書いています。


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名前  橋本 明

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